三の一は、「おん」のあるクラスです。
一つ目の「おん」は「音」です。教室はいつもにぎやかで、話し声がたえません。明るいという長所ですが、時にはうるさすぎて、注意されてしまうこともあります。教室のストーブもよくカラカラと大きな音をたてます。毎日、何かの音にあふれています。
そして、その明るさで、合唱コンクールで銀賞をとりました。最初の頃の練習では、やはりうるさく騒ぐだけで、なかなかまとまりませんでした。しかし、それが逆によかったのか、絶対に賞をとらなくてはならないという強迫観念にとらわれることなく、のびのびと練習できました。何よりも担任の○○先生は、音楽の先生ですから、どのクラスよりも効果的で専門的な練習ができました。賞がとれた瞬間は、とても嬉しかったです。
もう一つの「おん」は「恩」です。○○先生は、音楽だけでなく、クラスの指揮も上手です。生徒達の進路について真剣に考えてくれます。怒る時は、しっかり怒ってくれます。とても恩のある先生です。うるさくすることもあるけれど、静かにする時は静かにする、やればできるクラスです。
もうすぐ卒業ですが、合唱コンクールで賞をとったという「音」と、先生の「恩」は忘れずにいたいです。
一年間ありがとうございました。