工芸について
現代では彫塑と工芸の境界も曖昧で、さまざまな立体造形を一括りで「オブジェ」と呼ぶこともありますが、一般的に工芸といえば、陶磁器や木工、漆芸などになります。ロクロや窯を自前で所持することは不可能に近く、体験講座などで制作したものしかありません。
crf001《手形のお皿》1991年、プラスチック、21.0×21.0×2.0cm
5歳の時の作品。通っていた児童センターのワークショップで制作したものです。手形を押し、装飾を加えて絵皿に仕上げました。手を囲む枠は、食パンのトーストをイメージしたものであることを覚えています。
日付の3は西暦ではなく平成3年のことです。
crf002《湯呑み》1996年、陶器、7.9×7.5×7.5cm
小学校の日帰り旅行で、益子焼の産地である益子町に行き、体験教室で制作したもの。絵付けのみ本人が行い、窯で焼かれたものが後日学校に送られてきました。
他の児童がポケモンなどのイラストを絵付けする中、この頃、柿右衛門かなにかの存在を知り、それを真似て草花を描いています。自分では渋い仕上がりになったと思ったのですが、周りからは何だそれはとバカにされました。