今考えている事

小学校の思い出は、入学式から始まった。

何やら人の多い建物の中で、みんな校歌を歌って、おめでとう、と言ってる事が、今でも頭に残っている。

その年の冬、ケガで入院していた僕のおじいちゃんが、死んだという悲しい事を、覚えている。その日から、死んだおじいいちゃんの笑い顔、その年同じく死んでしまった、幼稚園の時の友達、そして、テレビのノンフィクションで死んでしまった盲導犬の犬の顔が、葬式の写真となって、僕の頭に出て来て、恐いような悲しいような気持になって来る事があった。

一年生の時の事が強く印象に残っていて、他の事は、あまりよく覚えていない。でも、五年生の時の林間学校は、ついこの間のことのように覚えてる。山登りなんて簡単と、たかをくくっていた自分が、ヘトヘトにつかれ、グループ行動ができなかった自分が、とてもはずかしかった。

なんか、暗い思いでばっかりだが、もちろん、楽しい思い出も、たくさんあった。でも、ここでは、あえて書かないことにした。

僕は、「事件」が好きだ。そういうと、変な人だと思うが、僕は、「事件」が好きだ。エリート医師殺人事件、阪神大震災、地下鉄サリン事件、神戸小学生連続殺傷事件など、みんな覚えている。僕は、この事件を、将来の子供たちに伝えていこうと思う。