第11冊ノート(2013年5月~2013年9月30日)

2013年

ヤツラ

「神様は乗り越えられない試練は与えない
だからこの辛い状況も前向きに取り組もう」
なんて甘く希望に満ちた格言など
絵空事である
こんな子どもだましのレトリックにのせられて
まっすぐにがんばる純粋な人間なんてものを
やってはいけない
調子いいこと言っておだてるだけおだてて
有頂天の極みに達したところで
絶望のどん底へたたき落されるのがオチである

君が今こうして辛い状況にあるのは
神様が徳や人間性を試してるなんてはずもなく
君のことが大嫌いで憎くて憎くてたまらない
鬼や悪魔や邪悪なモンスターどもが
怨みを込めて
君をイジメているからにほかならない
君を徹底的にいためつけ
完膚なきまでに叩きのめし
二度と立ち直れないくらいに凹ませ
二度とはい上がれないくらい絶望のどん底へたたき落とし
堕落させ廃人にさせ
生きてるのが辛くなるくらい追いつめ
最終的にジサツを選ぶよう仕向けているのである

今日あった辛いことは
乗り越えたところでなにもいいことなんてない
試練の先に希望なんて待ち構えてない
ヤツらがただ落していっただけのストレス
有害なだけの経験
たとえ乗り越えたところで人間的成長などまったくない
フツーの幸せな人にとってはまったくもって不要の毒素
こんなものに価値も意義もない

「君の人生がうまくいくはずないじゃん
君の人生がうまくってたまるか」
次々に襲いかかる惨劇は
ヤツらからの残虐で悪意に満ちたメッセージ

ヤツらはかわるがわる
ありとあらゆる手段で君をおとしめる
恒常的なものとしては
君の境遇をこの上ないくらいにみじめで悲しいものに
設定し続け
その中でハードモードな無理ゲーを
休む間もなく繰り広げる
学力や運動能力芸術性はもちろんのこと
絶対に勝てないこの世で一番醜く不細工な
容姿をつくり上げた
学生時代にはこうした低スペックをもとに
勉強部活コンクールなどで
常に君を苦しめてきた
君はいつだって負け犬
つまづき転んで地べたをはいずり回り
頭を踏みつけられ
ほほを平手でぶたれ
泣かされ続けた
何度もゲロを吐き血を流し
体のあらゆる臓器が汚れた

そしてまたそのキモすぎる容姿を活用して
恋愛という学生にとっては絶対的な争いにおいて
君を負かし続けた
まるで害虫を見るようなまなざしで
除け者扱いされた君は
こうしてコンプレックスの塊となった
ヤツらの思惑どおりに

学生から社会人になる段階において
ヤツらは就活という凶器を使って
君をボコボコに殴りつけ
歩けなくなるまで打ちのめした
君はピエロのように無様な姿で踊らされ
恥をかき
自分が世の中に必要とされていないクズであると
認識させられた
そしてヤツらは君をいたぶりもてあそんだ後で
君の学生という衣服を剥ぎ取った
服を脱がされた君はすっ裸で
ブヨブヨに膨らんだぜい肉だらけのたるんだ腹や
矮小で汚い性器をさらしながら
4ヶ月もの間さまよった

ヤツらはここが勝負所とみて
君を全力でイジメぬいた
君をジサツさせたかったのだろう
君があの時シンでなかったのが
今でも不思議なくらいだ

やがて君はかろうじて奇跡的に社会人になれた
しかしヤツらはネクストステージでも
君をいたぶろうとたくらんでいる
ありとあらゆるイジメをくわだてている
そしてそれは今もなお
現在進行形で続いている

今日も明日もこれからもずっと
君は仕事で
かわるがわる
次から次へと
休む間もなく
悪い事が起きる
悪い事しか起きない
この先にいいことなんて何も待ってない

さあどうするか
君が今辛い状況にあるのは
ヤツらのせいだ
ヤツらは君が生きることに絶望し
ジサツすることを楽しみにしている
どうだ このままヤツらの望みどおりにしてやるのは
あまりにも癪じゃないかい
どうだヤツらをつまらなくさせてやろうじゃん
ヤツらはどうせ君にはできないだろうと思って
試練を与えてくる
実際にそれは無理なものなのだか
しかし
それを乗り越えた時の
ヤツらの悔しそうな顔といったらない
君みたいな虫ケラごときに
ヤツらが地団駄踏むのはこの上なく痛快だ

だから
どんな辛い試練も
耐えて抵抗してはねのけてねじふせて
乗り越えてみようぜ
ヤツらの思い通りになんていくものか
ツバを吐き中指を立てながら徹底的に悪あがきして一泡吹かせてやる

どん底からの
マイナスからのスタート
たとえ弱々しく力なきカウンターパンチでも
やらないよりはましだ
ヤツらの退屈でシラケた様子を想像しながら
シニカルにふんばるしぶとい人間なんてものを
やれ
殴られながらニヒルに笑う
カッコ悪いくたばりぞこない

CoyaNote2013106

がんばっているかどうかは
他人が評価するものであって
間違っても自分が言うものではない
「がんばってます」だなんて
口が裂けても言ってはいけない

がんばるのではない
ふんばるのである

しがみつき
耐えて耐えて耐え抜く
忍耐と辛抱と我慢
気合だ根性だ

CoyaNote2013107

心も体も疲弊しきってる時は
言葉も上手く書けない
日本語として
文法がおかしいのではと
疑ってしまう
おかしいのは君の頭の方だ

CoyaNote2013108

クソッタレな世の中
クソッタレに進もう

どうせいいことなんて何一つない
ダメでもともと

CoyaNote2013109

疲れで体がボロボロ
それもきっと幻覚でしかない
本当のところ
痛みなんてない
勝手にそう思い込んでるだけだ

CoyaNote2013110

上に下に駆け回るドタバタ劇
成果なんてなにもない
ただ徒労に終わるだけ

CoyaNote2013111

見るからにキモイ顔
生理的に受けつけない
見るだけで
存在を認知するだけで
虫酸が走る
キサマなぞ
便器にこびりついた
うんこと黄バミだ

CoyaNote2013112

君は幸せになっちゃいけない人種だ
クズすぎてクズすぎて
「幸せ」などと口にするのもおこがましい

何度でも言うように
君は便器にこびりついた
うんこと黄バミ
この世でなんらの価値も持たない
害悪

君が幸せになることは
周りの人にとっての大いなる不幸
「なんであんなのにいいことなんかあるんだムカツク」
君にふりかかるあらゆるポジティヴは
ねたみと憎悪の火種でしかない

今すぐに消失しろ

CoyaNote2013113

彼が幸せになりましたので
君の幸せがなくなりました
幸せは椅子取りゲームの奪い合いです
君は負けたのです
君の役割は便器にこびりついて
なかなかとれないうんこと黄バミです

CoyaNote2013114

うんこと黄バミ

CoyaNote2013115

君に
前向きな発言とか
ポジティヴな思考とか
純粋でまっすぐな心とかは
ちっとも似合わない

君に似合うのは
やっぱり
うんこと黄バミ

CoyaNote2013116

自信とか誇りとかプライドとか
生きるための活力は
全部てぃんこと一緒に切り落とされました
今君を支えているものは何もありません
風に吹かれてたなびくうんこ

強制去勢矯正、虚勢を張ったところで
なに一つうまくいきっこない

CoyaNote2013117

「大変申し訳ありません」
「まことにすみません」
何回言われたって
こっちは納得できないんだよ

謝罪の心ってのは
言葉じゃないんだよ
血で傷で痛みで示すんだよ

本当に申し訳ないと思ってるのなら
今すぐに手首を切れよ
毒汁を呑めよ
心臓にナイフを突き刺せよ
死んで詫びることが
心からの謝罪 心からの賠償

社会人なんてもんは
何事もなかったかのように無難にやりすごして当たり前
たった一度のほんのわずかの失敗も
決して許されない
あやまちをおかしてしまった瞬間に
そいつは死をもってつぐなわなければならない
それが生きるということ
責任というものだ

今日も切腹用の刀を携えて
出勤しろ

CoyaNote2013118

例えばある朝
偶然乗り合わせた通勤電車の同じ車両
君は気付いたが向こうは気付いていない
こんな時
君はまるでそうすることが当然のように
あるいはそれ以外の方法がないかのように
自分から話しかけない
向こうから気付かれるのを待っている
いやそもそも気付いてほしくはないとさえ
内心では思っている

向こうは君と違って
毎日ちゃんとした仕事を
社会の役に立つ大変なお仕事をしているんだ
だからきっと疲れているにちがいない
ほら眠そうにしているし
現に眠っているじゃないか

貴重な朝の睡眠時間を
君みたいなゴミによって妨害されたくはない
それを邪魔することなど
決して許されていない
だから話しかけないんだ
こうしてこのままでいるのが正解なのである
そう自分に言い訳をして
正当化しようとしている

いやしかしそれは事実であるし
まったくの正論だ

CoyaNote2013119

暑さと疲れがブレンドされた
世にも不快な体のだるさ

CoyaNote2013120

上へ下へはいずりまわる
まるでネズミみたい

CoyaNote2013121

あなたの干支は何ですか
豚年です
ブヒブヒ鼻息が荒く
醜いまでにまるまると肥えた
豚の年に生まれました
ですから僕は
この世のものとは思えないくらいに
キモイのです

CoyaNote2013122

やって来た戦艦のような
巨大建物
僕もその乗組員の一人のはずなのに
今でも他人の顔しているのは
人間性に難があるからなんだろうか

CoyaNote2013123

5月はとにかく長かった
たったの1ヶ月だというのに
ゴールデンウィークの頃が
はるか昔のように思える
この長さは何なんだ
毎日辛いことと
迫り来る敵と闘い続けた結果か
じたばたもがくようにふりまわす両腕
空を切るだけの力無く虚しいパンチ
腕がつり筋肉が裂けてもなお
ファイティングポーズをとらなければならない

もっと楽しいこととか
喜びを見つけようよと
前向きな誰かさんが言ったところで
しなびた心にはまったく届かない
希望も何も感じられないマヒした心では
とうてい無理な話だ

そんな5月も今日で終わり
明日から6月になる
それはすなわち現在の年齢も
ちょうどあと1週間となったということだ

ところで今自分が何歳で
次は何歳になるのか
とっさに出てこない
それくらい何もかもに無関心
無感動
日々 無味乾燥とした
不毛な生活を送っている
こんな悲しすぎる状況を
なんとか打破しようにも
どうすればいいのか
さっぱりわからない
2013.5.31

CoyaNote2013124

楽しい楽しいサタデーナイトに
パジャマのゴムひもが切れたので
パンツ一丁になって
ひも通しでせっせと新しいゴムひもを通す
途中でゴムひもが外れて
あとちょっとというところで何度もやり直し
きっとリア充の人々が楽しんでいるにちがいない
サタデーナイトに、だ

その姿がなんとも滑稽で
悲しくて仕方ない

CoyaNote2013125

蛍光灯の交換だって
立派なお仕事だ

CoyaNote2013126

勤務時間はとっくに過ぎたんだから
さっさと帰ればいいものを
ダラダラと居残りしてるんだから
カス以外のなにものでもない

CoyaNote2013127

眉間に実ったニキビ
カレーパンの衣のひとかけらみたい
砂粒ほどの大きさのかたまり
指でひっかくと簡単にとれる

赤く腫れ上がって
何よりもみにくい
ブサイクなツラ
人間としての欠陥

CoyaNote2013128

生きる事は辛い
肩が痛くなるし
心臓が歪むくらい激しく不正確なリズムを刻む
最近じゃ包み込むように
胸に両手をあてて眠っているよ

嫌なことがあると
すぐに酒に逃げようとする
テキトーに酔っぱらって
フワフワと体が一瞬軽くなって
とりあえず、まあいいかと思って
泥のように眠り込んで
翌朝の激しい宿酔いと後悔
体中、特に足のあたりが
こわばみビリビリとしびれる
毎度毎度くり返す失態
決して反省などしない
精神異常者

CoyaNote2013129

久しぶりの片頭痛
頭に鉛がつまったような
鈍い痛み

血管がビクンビクンと
不快な鼓動を刻む タコ

CoyaNote2013130

残念ですが
声を聴いてしまったら
どうしようもないくらい切なくて
とうてい忘れられそうにありません

CoyaNote2013131

今日で一応27歳も終わるらしい
ラッキーセブンでいいことないかな
なんて願っていたけれど
実際にはいいことなんて何一つなくて
むしろ悪いことしか起きなかった
苦しめられつづけた1年だった

それで次は何歳だったっけ
とっさには思いつかない
もはやどうでもいい
27が28になろうとも別になんの意味もない
災難しかなかった最悪の一昨日から
何一つ進歩のない昨日から
まったく成長しない今日と
なんら変わり映えのしない明日の
焼き直しのような明後日を
永遠にくり返していくだけの毎日
垂れ流し 捨てられていくだけの毎日
明日が今日になって昨日になっても
まったく一緒で
もはや生きてることにあまり喜びも感じられない

27歳でやり残したこととか
28歳を迎えるにあたっての所感とか
まったくない
どうせこれからもろくでもない日々がダラダラと続くだけだ
希望なんて持っちゃいけない
良い予感や願いなんて実現することはないし
悪い予感や忌避ばかり現実に起こってばかり
そんな底なし沼にはまって
深くまで沈み込みながら
27歳は終わります
明日仕事行ったら、次の日は休みだ
それだけが心の安息

2013.6.6.23.27.39

CoyaNote2013132

保守的に
前例踏襲
現状維持
それだけ
けっして
目立たず

CoyaNote2013133

たとえ誕生日だとしても
自分にとってなんら特別なものではない
むしろいつもよりもひどい一日だった
誰にでもある
大切な一日だとしても
自分にとっては無関係で意味のない一日
覚えにくくインパクトもない
ただの平凡な日付

僕の人生の主人公は
残念ながら
どうやら僕ではないらしい
僕は僕の人生の中で
脇役として
黒衣として
裏方としてしか
生きられないらしい
そういう決して目立たない
役を演じて
引き立て支えている主役は
一体誰なんだろう
もう一人の心の中の僕だろうか
それともまったく知らない誰かか

肉体を操って
思い通りの台詞をしゃべらせて
この人物を動かしている
あんたの正体は一体何なんだ

もうあきらめろよ
いい加減
自分に与えられた役を
置かれた境遇を
達観した顔で
悟ったふうに
生きるしかないだろう

他と区別もつかないような
どこにでもいる
無個性の
エキストラXとして
残りのしょぼい人生を
テキトーに演じてください
いてもいなくてもどうでもいい人

CoyaNote2013134

誕生日という字も
まともに書けない
書いても違和感が消えない
そんなんでは
もはや誕生日を祝ってもらう
資格も
誕生日を楽しむ権利も
まるでない
ただのクズ

CoyaNote2013135

がさつなクズは
なんでも落っことす
大切な精密機械のデジカメも
自分の信用も
そんなに飛び降り自殺したいのか
止めないよ
勝手にやれば

CoyaNote2013136

飛び降り自殺したデジタルカメラ
君が撮る写真なんて所詮そんなもの
死のにおいに満ちている

CoyaNote2013137

UnHappy Birth Day to You !
A Happy Death Day to You !

CoyaNote2013138

辞職か自殺か
どっちがいい
辞表を書くのと
遺書をしたためるの
どっちがいい

どっちをとってもいいし
両方をとってももちろん構わない

むしろどっちもとらなければならない
これは君の義務だ

君はもう生きてはいけない
生きる権利を合法的に
抹消された
人にあらざる存在

首に巻いたネクタイと名札で
今すぐに首を吊りなさい
ガラスケースの中で
ピクチャーレールに引っかけて
ワイヤー吊りされた絵画の隣で
作品名《自殺死体》のできあがり

CoyaNote2013139

神の思し召しにより
6月7日が世界中のカレンダーから
消される法律がつくられた
6月6日の次は
6月8日とすることが
合法化された

これにより君はこれから先
一生誕生日を迎えられないことになりました
ずっと同じ年齢
区切りも新しい段階に進むこともない
ずっと同じ日々をぐるぐるとくり返すだけ
なんの進歩も成長もない

君が誕生日なんてものを
祝っていいはずがない
おこがましい
人並み程度の幸せと喜びを求めるな
クズのくせに
身のほどをわきまえろ

CoyaNote2013140

ゴムのゆるんだパンツで
たるんだ気持ち
メリハリもない
だらだらと垂れ流す毎日

CoyaNote2013141

鳴らない我羅携
来るのはせいぜい迷惑メールくらい

CoyaNote2013142

描くことは治療
描くことは解毒
線を引く
ひょろひょろとした弱々しい動き
ゆがんでみにくい形
しかしそれでも
この世に生み落されたイメージは
心の闇をほんの少しでも
やわらげる作用くらいはあるようだ

CoyaNote2013143

首を振ってヘッドバンギングして
脳みそを激しくシェイクしても
なにもいいアイデアなんて出てこない
ポンコツ
スッカラカン

思考停止
知能異常

CoyaNote2013144

あれをやってみたい
これをやってみたい
ああいうふうになりたい
こんなことができたらな

いつだって理想は心の中で
具体性を伴うほどに描いている
しかしそれを現実のものにしようとしないのは
ただただ

「めんどくさい」

の一言で片付けてしまっているから

この悪魔の一言で
どんな高尚な理想も夢も
はかなく消え去ってしまう

まずはこの言葉を辞書から削除することだ

とりあえず心の声に従ってみること
やりたいことがあるのならば
それを閉じ込めず
表に出す

CoyaNote2013145

体中を襲う疲労と睡魔
必死の抵抗も空しく
今日もまたやられてしまう

CoyaNote2013146

やられっぱなしっていうのは
性に合わないんだ
そろそろ逆襲を始めさせてもらうぜ

CoyaNote2013147

閉じ込めて押し込めて
抑制されていた自分
そいつを解き放つ
仮面を剥ぎ取り
演じる役を捨て
理性的ないい人なんて仕事を退職する
あとに残るのは
なんにもない ちっぽけな男

CoyaNote2013148

自信を持ったり
前向きになったり
ちょっと調子にのってみたり
人生を楽しんでいるような振る舞いをしようものなら
たちまちに防止弁が作動する
セーフティーロックのかかった心は
もうそれ以上動くことができない
すぐさまいつもの
卑屈で否定的でうつむき気味の
ウジウジウジ虫に戻る
そういうふうに調教されてきた
そういうふうに心を改造されてしまった
もうなにをやってもだめ
一生幸せなんて味わえない
永遠に底辺をはいずりまわるだけ

CoyaNote2013149

世にあるフツーは
全てフィクションのつくりごと
住んでる次元がちがう
残念ながら縁のないこと
関わりがありません

CoyaNote2013150

生き方なんてそんなもの
ずっとこうやってくしかない

CoyaNote2013151

何が原因なのかは
なんとなくだけど わかってる
それは自分の責任なのか
自分は悪くないと思っても
やっぱり結局のところ自分が悪いんだよ

被害者ヅラするな
全て自分が悪いんだ
世界中の罪と穢れを
その体に塗りつけろ

CoyaNote2013152

どんなことにも
これしかないという絶対的な唯一の正解がある

それ以外のどんな選択肢をとっても
結局は失敗に終わる

つまりそれが
マニュアルであり方法論であり
テクニックである
それをマスターできなかった奴は
クズなだけだ

CoyaNote2013153

休みの日は本当に休むことしかない
それ以外はなにもしない
ゴロゴロとトドみたいに イモ虫みたいに
みくく太った姿で
これからまた迫り来るストレスに耐えるための
準備と現実逃避をせいぜいするだけだ
ああ明日なんて来なければいいんだ

CoyaNote2013154

拉麺という食べ物
脂と肉と炭水化物とその他
およそ体にとって害でしかない
食べれば確実に太るだけでなく
内臓に脂肪となって蓄積されて
君を豚へと変える

たいてい食べた後には
胃が締めつけられるように苦しくなって
なんでこんなもの食べてしまったのだと
激しく後悔する

それでも嫌なことがあると
それを忘れるために
暴食してしまう
ダメージを与えることは
一瞬の快楽
一生の苦痛

今日もまた懲りずに
食べてしまった
決して安くないのに
どうして我慢できないんだ
自分を抑えることができないんだ

もう二度と金輪際
拉麺を食べることを禁じる
食べた場合は
死をもって償うこと

いいか覚えておけ
タコ
ブタ
ウジムシが

CoyaNote2013155

サンドバッグになりきること
相手の自分勝手で都合のいい言い分を
全て受け止める
弁明や反論や理由説明など
言いたいことは山ほどあるけど
ぐっと心の中に留めておく
呑み込む
そうやって言いたいことをストレスとして
皮下脂肪にためる
いつかコレステロール値が甚大な数値となる日が来る

CoyaNote2013156

人間が嫌いにもなる火曜日
今すぐシネ
クソはシネ
シネシネシネ
シヌ以外にないんだ
クソはシナなければならない

CoyaNote2013157

髪をクシャクシャとかきむしって
悩んでるつもりですか
どうせポーズでしょ
悩んでるフリにすぎないでしょ
実のところ何も考えてないでしょ
そうやって痛がってるふうに
よそおってるだけでしょ
みえすいたうそ

本日のイショ 本日のジヒョウ

平成25年6月21日
 今日は本当に、心の底から自分をぶっ殺してしまいたい気分でした。
 合紙を、貴重な貴重な、自分の命なんかよりもよっぽど大切な合紙を捨てたのは、もはや許されざるくらい罪深いことです。
 そして、打ち合わせの時間を、3時からなのに3時半からだと勘違いしていて、余裕ぶっこいて部屋に行ったら周りから白い眼で見られ、呆れられました。スケジュール帳にはしっかりと正しい時間を書いていたにもかかわらず、このようなことをしてしまうのは、きっと脳に重大かつ不治の欠陥があるからに他なりません。本当に死にたい気分になりました。
 よって以上のことから、僕は責任をとって仕事をヤメ、シニマス。ゴメンナサイ。ゴメンナサイ。ユルシテクダサイ。

ジゲンバクダンデコッパミジンにバクシ

CoyaNote2013158

悪いことしか起こらない
トラブルだけが用意されている
こじれる こじらす
誰がこのシナリオを書いてるんだ

CoyaNote2013159

僕の人生は一体何のためにあるんでしょうか
毎日毎日
肩や腰を痛めて
擦り減り 削り取られて
何がしたいんだろうか

他人をうらやんではいけません
与えられた罰を
たんたんと受け入れるだけです

人生とは忍耐です
    我慢です
    辛抱です
    歯を喰いしばって
    あきらめないことです
気合だ
根性だ

その先に何も待ってはいない
損するだけの人生

CoyaNote2013160

擦り減り 削り取られ 疲弊し やつれた
それでも明日はやってきてしまう
ろくに回復も治癒もできないまま
また痛みを伴う飛び込みをしなければならない
休むことは許されない
死ぬまで走り続けなければならない
死へと向かう過酷な行進
電車はどんなに抵抗したって
いつもの場所へこの肉体を運んでしまう

CoyaNote2013161

バカはバカらしくバカとしてバカバカしく
生きることが求められている

CoyaNote2013162

舌が破れてしまいそうな痛みが走る

CoyaNote2013163

僕はこれだけ理不尽でむごい仕打ちをされても
文句一つ言わずじっと耐えているんだから
てめーらも我慢しろ

謙虚さを忘れた人はバカなだけだ

CoyaNote2013164

たとえ携帯電話を忘れたとしても
なんらの問題もない
君の携帯電話―しかも時代遅れの我羅携―が
鳴ることなんて決してないのだから
いつだって着信ナシ
いつだって過去を振り返るだけ
それを使って誰かに連絡をとろうだなんて
そんな度胸は少しも持っていない

もう携帯電話なんていらないんじゃないか
持ってても意味ないよ
捨てちゃえば
踏みつぶせよ

CoyaNote2013165

誰とのつながりも断ち切って
ひとり孤独のうちに死んでいく
人間のクズにはお似合いの最期
いや死よりも苦しい痛み
そのままダラダラと
俗世の悩みに苦しめられながら
生きる
悲しみとか辛さとかマイナスの感情だけを
ずっと味わいつづける苦行 罰 仕打ち
神とやらにいじめられる
豚みたいな男の人生

CoyaNote2013166

クソムシはクソムシとしてクソムシらしくクソムシなりに
クソにまみれて生きてればいいんだよ
いいか 自信なんて絶対に持つな
ひとかけら ひとつぶでさえ
持つことを禁じる
ほんの少しでも自尊心など持ってはいけない
全ての自信は
すなわち傲慢さというみにくい心だ

常に地面に頭をこすりつけて
最底辺をはいずりまわるクソムシとして
謙虚さとかそんな高尚なもんじゃない
当然の身分として
一切の感情も持たずに
ただ呼吸するだけの下等生物として
かろうじて生きろ

心を捨てろ

心を捨てろ

CoyaNote2013167

自分を決して褒めるな
ちょっとでも褒められると
このクズはすぐに調子にのって
傲慢な天狗になる

常にけなされて
人格を否定され人間性を破壊し
精神をゆがめられ
心をねじ曲げられてこそ
このクズはやっと正常である

いいか
常に自分がダメであると
思い続けろ
事実そうであるんだから
それは保証する
ダメ クズ ゴミカス クソ ヨゴレ
安心してそう自称してよろしい

CoyaNote2013168

君にとっての輝かしい栄光はすべて
葬り去ってしまいたい
封印してしまいたい
消し去ってしまいたい
黒歴史である

逆に無様な失敗こそが
常態化されるべき特性

心に刻みつけ 一瞬たりとも忘れるな

CoyaNote2013169

時間制限の中でやる
出来はどうでもいい
やるということが大事
やらないのがいけない

CoyaNote2013170

どうして同じあやまちを何度も何度もくり返すのか
危機意識の恐ろしいまでの欠落
見えてない わかっていない
発覚して初めて慌てふためく
なにを今更
もう遅い 間に合わない

おそらく脳みそのどこかに
重篤かつ治療不可能な欠陥があるに違いない
今すぐに金属バットで粉々にカチ割ってしまえ

シネ

やっつけ仕事で仕事をやっつけろ

全て仕事はやっつけで構わない
精魂込めてやったって
流してやったって
結果は大してあんまりほとんど変わらない
だったら
やっつけでやった方がよっぽどましだ
むしろ
やっつけ以外でやってはいけない
常にやっつけ
常にいい加減
つまんない
何のおもしろみもない
ただやっただけというもの
それでよい
それだけがよい

とにかくやっつけ
全てやっつけ
やっつけでやるということにだけ
一生懸命になる
一生懸命に
やっつけ仕事をする

そもそもクズなんだから
何をしたって無駄である
そのことをまず自覚しろ

CoyaNote2013171

少しのミスも一度のミスもわずかなミスも
絶対に許されない
できて当たり前なのだから
ミスを犯してしまったのならば
それはもう死をもって
命でもって償うしかない

シネよ はやく

CoyaNote2013172

人生の敗者ではないにしても
勝者ではない
さしずめ人生の引き分け者
何も失わないが
何も得ることもない
あってもなくても同じ日々
プラスマイナスゼロの人生
価値がないが
無駄といって捨てきれるものでもない
なんて厄介なんだ
もてあそんでしまいそうだ

CoyaNote2013173

開けては閉めて
過去の記録を引っぱり出して眺めて
またしまって
そんなことのくりかえし
ダラダラダラダラ
何の生産性もない
時間を殺すだけの無駄な一日
そんなものがあってはいけないはずなのに

CoyaNote2013174

また一つ無意味なものを買ってしまった
カーゴパンツだなんて
キャラじゃないのに
何やってんだよ
これをはいていくべき場面なんて
この先一生ないのに
まったくもって無意味

CoyaNote2013175

どうやったらそんな考えができるのか
不思議だ
もう二度とそんな考えができないよう
頭をかっさばいて
脳ミソをグチャグチャにかきまわしてしまおう

どうやったらそんな発言ができるのか
不思議だ
もう二度とそんな発言ができないよう
口を瞬間接着剤でくっつけて
声帯を切除してしまおう

今すぐ シネヨ

CoyaNote2013176

魔法にかかったみたいに
体が動かない
やらなければいけないことはわかってるのに
やることがやってしまうことがとてもこわい

CoyaNote2013177

ハナクソ グチョ ノルボロヌチャっとした汚物

CoyaNote2013178

ガキとジャリ

CoyaNote2013179

自分の舌を切り落としてしまえ
もう二度としゃべるな
話をしてろくなことになったためしがない
決してしゃべるな
絶対にしゃべるな

CoyaNote2013180

泥の中 ヘドロの中 汚物の中で
伸ばした腕で描いた絵
意外にもいい
少なくともいいと思いたい
思わないと生きることもできそうにない

CoyaNote2013181

骨のさらに奥深くまで
疲れと痛みが染み込んで
もはや動けない

歩くたびに関節が
ぎしぎしとうなりをあげる
僕は悲鳴をあげる

CoyaNote2013182

残暑の熱で焼けついた
クズの焦げ跡

人間(理性ある動物)としての死

平成25年8月15日
僕は人間として
理性ある動物として死にました
死んでしまいました

僕は公衆の面前でウンコをもらしてしまったのです

その日僕は実家に帰るために
電車に乗りました
真夏のその日は朝から刺し殺すような太陽の光が
容赦なく襲いかかってきました

乗り換えの電車を待っている間
どことなくお腹が痛くなってきて
下半身がむずむずとうずき出して
便所に行きました
しかしその時は何も出ずに
もどかしい気持ちのまま
やって来た電車に乗ってしまったのです

快速電車は停車駅も少なく
ガタゴトと揺れながら走ります
すると急激な腹痛と便意
そう、便意に襲われたのです
今までもこういうことはよくありました
胃腸が弱いのでしょう
ちょっと食べすぎるとすぐにお腹が痛くなって
下痢をブリブリと垂れ流してしまう
今朝食べた温泉卵がほとんど生だったから
それで腹を壊してしまったようです

それでも今まではギリギリで便所に間に合っていたのです
駆け込んだ個室で
ケツがヒクつきながらもパンツを脱ぐまでは耐えられてました
便器に腰かけるまで持ち堪えられたら勝利
その後はブリブリと下痢が流れ出て
お腹の痛みが治まるまで待つのが
いつもの儀式でした

だからその日も終点までは何とかもつだろうと
安易に考えてしまいました
せっかくタイミングよく快速に乗れたのだから
途中下車してはもったいないという
ケチな根性が出てしまったのです

終点の一つ手前の駅
あそこで降りるべきでした
また次の電車に乗ればいい
どうしてそんな余裕も持てなかったのでしょうか
引き返せる最後のチャンスをみすみす逃し
電車は終点までノンストップで走ります

すると発車してすぐに
ケツのあたりがひくついて
耐えがたい便意が襲ってきたのです
お腹のあたりが痛くなって
下半身がムズムズと熱くなって
もうどうしようもなくなってきました
まずいと思いましたが
その時はまだ余裕がありました
今までだって何度もこんなピンチに遭遇してきて
そのたびになんとか乗り切ってきたじゃないか
だからきっと今回も大丈夫
無事に終点まで持ち堪えて
トイレでブリブリと垂れ流してやる
そう考えていました

しかしその日はちがいました
密室の車内 逃げられないという恐怖感が
焦りを生んだのか
便意がおさまりません
肛門の中に現れた獣がモンスターが
ジタバタと暴れ回ります

僕はおさえつけようと
あれこれやってみます
ケツを半分浮かせて
括約筋をギュッと締めつけて
息を止めて
体をコントロールしようと試みます
腹に力を入れて
ゴクッと唾を呑み込んで
なんとかぐっとこらえてみます

しかしこの日のウンコは手強かった
場をわきまえず
腹をキリキリと痛めつけて
肛門をツンツンと刺激して
外に出ようと執拗に攻め立てます
ケツの穴からピョコッと顔をのぞかせます
僕はあわてて力を入れ
ウンコを引っ込めさせます
カンフル剤のようにその一瞬は効果がありますが
すぐにまた便意が襲います
だんだんとその間隔が短くなってきて
ケツがビクンビクンと脈打ち出しました

おいおい冗談だろ
まさかこんなところでそんなことはないだろう
もはや僕に余裕はまったくなくなりました
しかしここは電車の中 トイレなどありません
「止めてくれ 降ろしてくれ ウンコがもれそうなんだ」
そう叫ぼうかというくらい追いつめられました
しかしそれはさすがにできなかった
多くの乗客のいる車内
気が狂った頭のイカレた人間に思われるのが
嫌だった
恥ずかしかった
そんなちっぽけな理性があったからなのか
しかし後のことを考えればむしろ
そうしてた方がよっぽどましだったかもしれない
窓から飛び下りてしまえ
しかし橋の上だったため
それもできなかった

席に座って僕にできることは
もうひたすら祈るだけだった
このまま終点に着いて
トイレに駆け込むまで
ウンコがどうかもれませんように
ウンコはケツの穴のすぐ近くまで来てて
いつ爆発してもおかしくないくらい
危険な状態だった

「本日もご乗車ありがとうございます。まもなく終点です」
そのアナウンスに一筋の希望の光が見えた
救われた
もう少しだ がんばれ

しかしそこからが地獄だった
電車は急にスピードを落として
ノロノロノロノロとふざけた走りになった
早く 早く 早く 早く
早く 早く 早く 早く
早く 早く 早く 早く
もうすぐ終点だと知って気がゆるんだのか
もはやケツに持ち堪える力などほとんど残っていない
のろまな電車 ちっとも駅の見えない車窓
いらだちと焦りがピークに達していた

ようやくプラットホームに入った電車
1分が永遠のように気が狂いそうなくらい長く感じられた
しかしホームからトイレまでの距離を見落としていた
平静を装って電車から降りようとした
ターミナ駅であるそこは
多くの人でごったがえしていて
ホームはとても混雑していた
階段もエスカレーターも
ノロノロダラダラと歩いていて
全然進まない
クソフザケルナ邪魔だどけ
少しでも空いている階段をさがして
慎重に歩いている
その時だった

うっ
肛門とケツの穴に電流が走ったような感覚
そして次の瞬間には
ウンコ
ウンコ
ウンコがもれてしまった
ウンコをもらしてしまったのだ、僕は

耐えられなかった あと少しだったのに
電車内までは持ち堪えられたのに
一度糸が切れたらもう抑制がきかず
ブリブリと垂れ流すように
次から次へとウンコがもれた
ケツやパンツやズボンのあたりは
生ぬるくグッチョリとした嫌な触感の塊でいっぱいになりました
その瞬間僕は人間として
理性ある動物として死んでしまいました

赤ん坊や幼稚園児ならまだしも
28歳にもなるいい大人が
公衆の面前でウンコをもらすだなんて
信じられない
ありえない
あってはならない
普通の 良識ある大人ならば
そんなことは絶対にしない
理性で排便は完全にコントロールできる
それが理性のある動物としての人間の
当たり前の行動
それができない僕は
人間ではありません
理性ある動物ではありません
そのような社会で生きてく上で最低限必要な
理性もない存在は
もはや生きてはいけません
死んでください
死にました
死ね
ご臨終です ご愁傷様です








ケツに汚物を抱えながら
僕は今更遅すぎるけれど
駅のトイレに駆け込んだ
もうどうしようもないけれど
被害を最小限におさえようとした
ズボンをおろしてそこにあったのは
世にも恐ろしい地獄絵図であった
ズボンケツから太もも玉袋にまでウンコがねっとりとこびりついていた
しかもかなりの量であった
下痢ぎみだったためゆるくやわらかく
実態がなくちょっとつまむとすぐにくずれるほどの
気持ち悪い塊であった

ズボンをぬごうとしたら
ふくらはぎにまで飛び散った
悲惨
悲惨すぎて死にたくなりそうだった
こんなことが現実にあってよいのだろうか
自分のやってしまったことの恐ろしさに
血ヘドを吐きそうだった

そしてまたその汚物は
とんでもないくらいの異臭を放っていた
クサイ
クサクテクサクテたまらない
下痢ぎみのウンコだから
よけいににおう
あまりのクササに
鼻がもげて頭がイカレそうだった

僕は泣きそうになりながら
トイレットペーパーでウンコをぬぐった
下痢ぎみのウンコはつかみにくくて
ズボンのかなり奥の部分にまで
かなりの量がこびりついていて
死にたくなった
パンツはすぐにゴミ箱に捨てた
しかしズボンだけはなんとかはけるようにしないといけない
下半身まる出しで電車に乗れば
いやトイレの外に出た瞬間に
僕は犯罪者として逮捕されてしまう
ウンコにまみれて
二度とはきたくない
今すぐに捨ててしまいたいズボンを
しかしもう一度はかなければならず
そうするためにウンコをぬぐう
これ以上に辛い作業があるだろうか

ケツや太もも玉袋にまでびっしりとこびりついた
ウンコもぬぐう
身体に汚らわしいものがくっついてしまった
もうこの身体を捨ててしまいたかった
もう二度と使いたくない
使いものにならない僕の身体





ぬぐってもぬぐってもウンコはとれない
トイレットペーパーは水分を含むと
すぐにボロボロになってちっともぬぐえない
たちまち1本はなくなった
2本目も水でぬらしたり
重ねて雑巾状にしたり
なんとかしてウンコをぬぐった
ひととおりぬぐい終わって
もうこれ以上はどうしようもないので
僕はズボンを まだウンコの残るズボンを
はいた
パンツをはいてないので
変な感じがしたが
はくしかない
ケツのところに残ったウンコがムニッと嫌な触感をたてる
ウンコの耐え難いクサイにおいもする
それでも僕はトイレの外に出て
次の電車に乗らなければならなかった

車内はガラガラだったが
恐くて席に座れなかった
あのグンニャリとしたウンコの感覚を
恐ろしい触感を思い出してしまうからだ

そして他人の視線がひどく気になった
ヒソヒソと話す声
指さす姿
「なんかクサくない?」
「あっち行こう」
人々が僕から遠ざかる

人間 理性ある動物でない僕は
もはや他の人にとってはゴミと同じであった
本当に死にたい気分であった



どうにか実家に帰ってきた僕は
すぐにシャワーを浴び
全身をすり切れるくらいシャンプーで洗った
汚らわしい気持ちはまだ消えなかったが
それでムリヤリ納得するしかなかった
もちろんウンコまみれのズボンと
その時着ていたシャツと靴下も
すぐに捨てた
香りつき柔軟剤をかけてもなお
ウンコの悪臭を放つそれは
もはや生物テロ兵器であった



こうして僕は死にました
人間として
理性ある動物として死にました
後に残ったのは
理性もへったくれもないただの獣
呼吸するだけの下等生物 クソムシ
そうやって生きてくしかありません

公衆の面前でウンコをもらしてしまったという
許されざる重罪は
一生をかけてもつぐなうことはできません
それくらいの過ちを僕は犯してしまいました
もう生きていけません
死んでください
誰も止めません


どすればウンコをもらせるのでしょうか
それが不思議でなりません

獣のように下等生物のようにクソムシのように
本能にのみしたがっているからこうなるのでしょう
もう胃も腸も肛門も
身体のありとあらゆる臓器や器官を
取り除いてしまいなさい
今すぐ死ね

ウンコもらし野郎

キチガイなキヅカイ

キチガイなキヅカイ
その内実はただ臆病なだけ
怒られたり傷つけられたり
自分に危害が加わることを
極端に恐れているから
キチガイなくらいキヅカイをする

任務を行うためには
これをしなければ
このことを言って
こういう指示を出さないといけない
それは充分すぎるくらいに理解している
しかし
そうすることで
そう言うことで
そういう指示を出すことで
相手に不快な思いをさせてしまうのではないか
そういうキヅカイが働いて
結局やらない
やろうとしない
そしてその後になって
事態はさらに悪化してしまう
もしもあの時ああしていれば
その時は嫌な思いもするだろうが
ここまで問題になることもなかっただろう
しかしそうはしない
たとえ後に困るとしても
今がよければそれでいい
今は揉め事にならなければそれでいい
今さえやりすごせればそれでいい
とにかく今だ 今なんだ

君のキチガイなキヅカイは
結局のところいいわけでしかない
自分の都合のいいように解釈して
こうしなければ本当はいけないのだけど
それをするときっとこういうよくないことがあって
自分がそれで不快な思いをするのは
嫌だから
だからあえてやらないのだ
決して何も考えてないわけではない
やらなければならないのはわかってるさ

わかってないじゃないか

今すぐにそのキチガイなキヅカイをやめろ
自己保身も
やりたくないためのいいわけも
いかなる逃避も許されない

それをやらなければならないことは
誰でもわかる
バカでもわかる
カスでもわかる
クズでもわかる
キチガイではわからないのか
キチガイなキヅカイなど
この世にはいらない

体がひどくダルイ

体がひどくダルイ
頭が重くて
肩が痛くて
太ももがむくむ

胃がむかむかとうねりをあげて
腰がパンパンにはれている

何を食べてもすぐに下痢になってしまい
かといって食べないと気持ち悪くなる

ニキビなのか虫刺されなのかもわからない
腫れ物が顔にできる
カレーパンの衣のひとかけらみたいだ
つぶしてもつぶしても
血が出るだけでちっとも治らない

ストレスなのか
夜なかなか眠れない
目をつぶっても悩み事しか浮かばず
あれこれと心配になって
いっこうに眠れない
朝なかなか起きられない
体を動かすのに
その日全てのエネルギーを使いそうで
今日一日に絶望しそうになる

職場に着いても
仕事のやる気が出ない
やらなければならないことは
山のようにあるのに
少しもやろうとしたくない
意を決して
まるで清水の舞台から飛び下りるくらいの覚悟で
いざ仕事をやろうとすると
たちまち壁にぶつかる
次から次へとトラブルが襲いかかってくる
いいことなんて一つもない
やなことしか起こらない
何度も何度も死にたくなる
自分は悪くないとキチガイなキヅカイをしても
結局は全て自分が悪い

ヤツラが吐き出した
ベロジュージューが僕の体に絡みついて
僕はもう満足に身動きがとれない
ベロジュージューは実は
ヤツラの舌
そのまま引っ張り込まれてしまう
もがけばもがくほど
ベロジュージューはねばっこくねちっこく僕の体にまとわりついてきて
もう逃げられない
僕はヤツラへのいけにえ
体の不調は全てヤツラのベロジュージューのせい

このまま消えてしまいたい
何もかも捨てて
軽くなりたい

そう考えるそばから
鉛がつまったように思い頭痛に襲われ
この頭を金属バットでカチ割ってしまいたくなる

第11冊ノートを終えて

 前回のノートが5月中旬に終わり、そこから間髪を入れずに始まったのがこのノートであった。今日がちょうど9月の終わりなので、およそ4ヶ月かかったということになる。もっと早く仕上げることもできたが、だいたいこれくらいのペースになるのか。1年のうちで3冊目に入るなんて近年にないことで、もはや奇跡だ。
 さて、前回の終わりもかなり絶望的な状況にあり、これ以上悪くなることはないだろうとの思いから、「ヤツラ」という文から書き始めたわけだが、現実というものは恐ろしいくらい簡単に悪くなる。絶望の底に際限などなく、泥沼、底なし沼の蟻地獄にどんどんとはまっていき、もはや逃げられない。前回よりも状況はさらに悪化し、そしてついには、人間、理性ある動物として死んでしまったのである。そんな死ぬ一歩手前のどん底の日々を刻んだ記録がこのノートということになる。
 もう次以降、なんの希望も期待も抱けないこのまま朽ち果てていくだけなんだろう。「ヤツラ」のせいで。
 明日なんかこなければいいんだ。

2013年9月30日 プラス思考でCoya