切り紙絵を創っていたら、失敗をしてしまいました。紙用ボンドを使ってパーツを貼り付けていたら、はみ出して汚れてしまいました。がさつな性格では、繊細な切り紙絵の表現はできません。
汚れを除去しようと、ウェットティッシュで固まったボンドを拭いたら、紙がグズグズになってしまい、さらにひどくなってしまいました。何やってるんだか。
しかし、失敗してしまったと嘆いているだけでは、何の成長もありません。今回の失敗から学んだ教訓、また、この創作で得られた知見をまとめておきましょう。
今回は、こうしたらどうなるだろうか、このようなことを表現するためにはどうすればよいかなど、実験しながら創作を進めていきました。その中で獲得したことは、
- 肌の部分のパーツの紙の色は、レモンではなくアイボリーのほうがよい。
- ナイフで切り込みを入れると、二重瞼を表現できる。
- パステルカラーと黒の丸シールを使うと、カラコンを表現できる。ただし、既製品のシールは直径が20mmしかないので少し小さい。コンパスカッターを使えばこの問題は解決できる。
- 唇に切り込みを入れて、舌をはみ出させるとてへぺろの表現ができる。猫の毛繕いや舌をぺろっと出している表現などでも使えそうだ。
- 唇のパーツを貼る時に、裏側から鉄筆を刺して軽く跡をつけた。位置がわかるので、狙った場所に狂いなく正確に貼れる。
- 前回の玉眼の手法からもわかるように、福笑いのごとくパーツを積み上げてくポジ構造だけでなく、切り抜いて下のパーツを見せるネガ構造、さらには切り込みを入れることで、表現の幅が広がる。
- 紙用ボンドは貼り付けた時に広がるので、慎重に丁寧に扱うこと。テープのりを最大限に活用すること。
以上です。今回の作品はあくまでも実験であり、そこでの失敗は不幸中の幸い、そして多くのことがわかりました。失敗から学びましょう。
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